産後の頭痛
産後の頭痛には「片頭痛(偏頭痛)」と「緊張型頭痛」
産後もそうですが、頭痛には「片頭痛(偏頭痛)」と「緊張型頭痛」の2種類あります。
「片頭痛(偏頭痛)」は頭の「片側」に「発作的」に脈を打つような痛みや「吐き気」「嘔吐」「肩こり」などの「体調不良」が伴う事が多く、「こめかみ」がズキンズキンと痛みが出たりします。
一度出ると2~3日位続くのが特徴です。
緊張型頭痛は「首筋が張る」「肩が凝る」などの体感から「頭痛」は徐々に始まり、「後頭部の鈍痛」が多くのパターンで「頭が閉めつけられる痛み」があったり、「痛みというより重い感じ」「何かをかぶった感じ」などと訴える方も多いです。
症状としては「片頭痛(偏頭痛)」よりも長く続いケースが多く、短いと「1時間ほど」でおさまりますが長いと「何週間」も続くこともあります。
「吐き気」が伴うことはありません。
産後の頭痛の原因は
「片頭痛(偏頭痛)」は「肉体的疲労」「ストレス」等の原因で「脳の血管」が「拡張」して起こります。
「緊張型頭痛」は「頭・首・肩の筋肉」が「緊張」してなおかつ「血流」が悪くなります。
そして「頭部周辺」の「神経」が刺激されて起こります。
「片頭痛(偏頭痛)」「緊張型頭痛」どちらも起こる原因
肩こり
かなり大変な「重労働」です。
「猫背姿勢」で「授乳」もしないといけません。
「腕」や「肩」に非常に「負担」がかかり、「血液の循環が悪く」なります。
その結果「頭痛」が起こるのですが、こんな場合は「肩こり」になって「片頭痛(偏頭痛)」あるいは「緊張型頭痛」とどちらにもなる「可能性」があります!
睡眠不足
それでも「赤ちゃんのお世話」をしないといけません。「夜泣き」もあり、「長時間の抱っこ」もある事と思います。
そんな中、お母様の「休息時間」「睡眠時間」が十分取れないとことでしょう。
そして「睡眠不足」になってしまいます。
そういう諸事情が重なって、「頭痛」の原因になります。
こんな場合も「片頭痛(偏頭痛)」あるいは「緊張型頭痛」とどちらかになる「可能性」があります!
ストレス
それでも「赤ちゃんのお世話」をしないといけません。
お母様が「見たいテレビ」を観てる余裕もなく「息抜き」もない中、「心配」「不安」を重ねながら
毎日、続く「赤ちゃんのお世話」。
ストレスが溜まるのは致し方ない事です。
「体に疲れが溜まりやすい」のも増長し「頭痛」になります。
こんな場合も「片頭痛(偏頭痛)」あるいは「緊張型頭痛」とどちらかになる「可能性」があります!
「片頭痛(偏頭痛)」の原因
女性ホルモンである「エストロゲン」と「セロトニン」が減少
- 女性ホルモンの一つで「丸みをおびた体」を作る。
- 卵胞の成熟を促す
- 受精卵の着床を助けるため子宮内膜を厚くする。
- 精子が子宮の中に入りやすいよう頸管粘液の分泌を促す。
- 自律神経、感情の動きや脳の働きを整える。
- 骨の形成を促し、血管収縮を抑制する。
- 基礎体温を下げる。
という働きをする「女性ホルモン」です。
「セロトニン」とは
脳内の神経伝達物質の1つで、「セロトニン」がしっかり分泌されていると「幸福感」「落着き」「満足感」が適正に感じる事ができます。
「セロトニン」が「減少」し「分泌」がされていないと「精神バランス」が崩れてしまい「イライラ感」「落込み感」の状態になり、最悪は「うつ」になったりします。
という重要な「脳内の神経伝達物質」です。
「産後」は「エストロゲン」の分泌の「減少」と「セロトニン」の「急減」により、「血管」が「拡張」され「片頭痛(偏頭痛)」になってしまいます。
緊張型頭痛の原因
骨盤の歪み
「妊娠」「出産」「産後」という流れの中、「骨盤の歪み」は発生し「頸椎」「背骨」「骨盤」と体全体に「影響」が出ます。
そして「神経」「血管」を圧迫して「血液」の流れを悪くする事で「緊張型頭痛」になります。
授乳による水分不足と貧血
「水分不足」だと「基礎代謝が低下」して「血流が悪く」なります。
栄養バランスも気を付けないといけません。
「鉄分不足」に加えて「血液不足」の状態になりやすいです。
出産時に「出血が多い方」は特に気を付けて下さい。
諸事情により「緊張型頭痛」に至るケースが多々です。
当院が施す「産後の頭痛」の改善法
「卵巣」のある「骨盤周り」をストレッチして「骨盤付近」の「凝り固まった筋肉」を
「整体療法」によって緩めます。
「骨盤付近の筋肉」が凝っていると『内臓機能が低下』してしまいます。
そして、太ももの後ろの「腎経」と呼ばれる生殖や老化に関わる経絡を緩めることで「浮腫み」や「冷え」を改善してエストロゲンの分泌を助けます。
「骨盤の歪み」が「頭痛」の大半の「原因」であることが多々なので、「産後の骨盤矯正」を
最終的にさせて頂きます。
そのままにしておくと「頭痛」だけではなく「不妊症」「生理痛」を起こすこともありますので、
「産後の骨盤矯正」を是非、受けましょう。